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【乾坤一筆】“前向き”中日・山本昌に脱帽

特集:
ベテラン記者コラム・乾坤一筆
山本昌は寒さをものともせず、熱いトークでファンを喜ばせた。レジェンドは今季も健在だ

山本昌は寒さをものともせず、熱いトークでファンを喜ばせた。レジェンドは今季も健在だ【拡大】

 30数年前を思い出した。当時、同じ愛知県でも中日球場から遠い東三河出身の記者にとって、冬になるとサイン会にやってくるドラゴンズの選手を見に行くのが楽しみだった。速球派で鳴らした鈴木孝政のサインボールは宝物だった。

 今月3日。世間がまだおとそ気分の中、中日・山本昌が予定の倍となる約2時間にわたるトークショーを開催したという原稿を会社で読んだ。会場は寒風吹きすさぶ名古屋市内の住宅展示場の屋外ステージ。49歳の身にはこたえたはずだが、「こんなに寒くてスミマセン」「遠くから来てくれたファンの方だっているから」とアクセル全開で笑顔を振りまいた。

 今季でプロ32年目。1984年、神奈川・日大藤沢高からドラフト5位で入団した。当時の1位は藤王(享栄高)、3位は三浦(横浜商)。ともに甲子園を沸かせたスターで注目度は抜群。その一方で正直「山本昌」の名前は知らなかった。

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