2014.12.24 10:00(3/4ページ)

【出動!特命記者】契約更改交渉の舞台裏 銭闘ドラマあの手この手

特集:
そこが知りたい 出動!特命記者
契約更改に関するランキング

契約更改に関するランキング【拡大】

 希望額と400万円の差があった、ある主力選手は「自分で400万円を持ってくるので、希望額にしてください」と言ってきた。「◯千万円到達」がステータスだと感じていたようで、結局、球団社長が「期待料」として上積みした。

 また、ある国立大出身選手は当時の会社員の生涯賃金(約3億円)を持ち出して「このままだと(現役中に)それを超えるかわからない」と訴えてきた。当時の田口球団代表は「話としては面白いな」と感心していたが、それで終わり。

 家族の助力を得るケースもある。2007年に45試合に登板して3勝12敗5セーブ、防御率3・17だった館山昌平投手は、母方の祖父(小林正衛さん)がテレビ中継を見て作った約200ページに及ぶ査定表を持参。3時間半もの交渉で当初の提示から300万円の上積みに成功、トータル1600万円増の6200万円でサインした。

 奥さんに「上がらなかったらサインしないで」と言われたある外野手は希望額に届かず午前中に保留。夫婦で作戦会議を開いて3時間後に再交渉となったけれど、提示額は変わらずに結局サインした。他にも結婚のご祝儀で「50万円を」と願い出たり、子供が生まれれば「ミルク代を」と10万円増を要求してきたり、情に訴える選手も多い。

【続きを読む】