2014.12.20 12:00(2/2ページ)

【ありがとう八十年(167)】長嶋茂雄、契約金は巨人が一番低かった…背番3はこだわりなく

特集:
レジェンドが語るプロ野球史
バットを手に素振りをする長嶋茂雄氏

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 初めてのキャンプは兵庫・明石ですね。練習は午後3時ごろ終わり、その後はマージャン。立大の練習の方が長かったですから、水原茂(当時の登録名は水原円裕)監督に「これで大丈夫ですか」と聞いたこともあります。

 主力は川上哲治さん、与那嶺要さんらベテランが多く、若手は4歳上の広岡達朗さんくらい。打撃練習ではいつも打席に一番乗りし、そのたびに「新人は後だ」と怒られましたが、何日かすると言われなくなりました。礼節は必要だけど、ユニホームを着ているときは長幼の序など無用です。

 オープン戦からよく打ちましたから、自信を持って4月5日の開幕戦を迎えました。結果は皆さんご存じの通り、国鉄・金田正一さんの前に4打席連続で空振り三振。やっぱりプロだな、今に見てろよ、と思いましたね。

 《長嶋氏はオープン戦19試合で打率・270ながら、7本塁打を放った。プロ初安打は4月6日の国鉄とのダブルヘッダー第2試合、三林清二から中越え二塁打で記録。通算10打席目のことだった。1年目は29本塁打、92打点で2冠(打率・305は2位)。満票で新人王に選ばれた》

(紙面から)