2014.10.24 05:02

ロッテ2位・田中は文武両道を地で行く秀才右腕!/ドラフト

特集:
2014ドラフト会議
京大初のプロ野球選手となる田中は、野球部員から胴上げされて大喜び (撮影・岩川晋也)

京大初のプロ野球選手となる田中は、野球部員から胴上げされて大喜び (撮影・岩川晋也)【拡大】

 ドラフト会議が23日、東京・グランドプリンスホテル新高輪国際館パミールで開かれ、京大の最速149キロ右腕、田中英祐投手(22)が、ロッテから2位指名された。

 ロッテが田中の指名を検討し始めたのはこの1カ月ほどだったという。林球団本部長は「話題性ではなく、実力を判断しての結果です。恐らく3位指名での獲得は無理との判断で2位指名でいきました」と明かした。一方、山室球団社長は、京大で化学を研究する田中を「野球だけではなく、ロッテ本社の研究員としても活躍してほしいぐらいの逸材」とジョークまじりに期待した。

田中が所属する研究室で分析化学の指導にあたる天野健一助教 「すごく真面目。欠点が一つもないような学生」

京大法学部卒業のお笑いコンビ、ロザンの宇治原史規 「田中投手、京大初のプロ入りおめでとうございます。持ち前の理系の頭脳を生かした投球術で勝ちまくってください! 僕が負けそうなので、オフにクイズ番組には出ないようにお願いします!」

京大出身の主なスポーツ選手

 ★東海辰弥 アメフットで日本を代表するQBとして「怪物」と呼ばれた。京大では1986、87年に甲子園ボウルを2連覇。社会人のアサヒビールでもライスボウル2連覇に貢献
 ★神崎範之 フィギュアスケート男子シングル元日本代表。卒業後は京大大学院に進み、トリプルアクセルを武器に2007年四大陸選手権に出場
 ★福田岳洋 京都・大谷高から高知大を経て京大大学院に進学(のち中退)。四国アイランドリーグなどを経て2010年ドラフト5位で横浜(現DeNA)に入団。4年間で25試合に登板し、13年限りで引退

田中英祐(たなか・えいすけ)という男

 ★生まれ 1992(平成4)年4月2日生まれ、22歳。兵庫・高砂市出身
 ★球歴 米田西小4年から塩市少年野球団で野球を始め、主に捕手。白陵中で投手に転向。白陵高では2年夏の県大会3回戦進出が最高。京大では1年春からベンチ入り。2年春に関学大戦で初勝利を完封で飾り、京大のリーグ戦連敗を「60」でストップした。リーグ戦通算65試合、8勝31敗、防御率2・25。最速は149キロ
 ★家族 父・克則さん(52)、母・昌美さん(46)、弟・健太さん(19)、妹・佑実さん(17)。克則さんは中学時代に野球経験があり、広島大1年生の健太さんも小中高と野球一筋。佑実さんは現在、県立高の野球部マネジャーを務める
 ★卒論テーマ 「SFAにおける溶媒和構造の逆計算理論」。SFAは表面力測定装置の略称で一般人には超難解
 ★好物 カレーライス。「激辛は苦手。どっちかと言ったら甘めの方がいい」
 ★サイズなど 1メートル80、75キロ。右投げ右打ち

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