2014.10.23 05:05(2/3ページ)

阪神・和田監督“秘策アリ”1位指名の早大・有原引き当てる!

特集:
2014ドラフト会議
有原航平

有原航平【拡大】

 ドクドク、ドクドク…。今、その男のボディーには、勝ち運の血流が波打つ。日本球界で天運なら今、和田監督の右に出る者はいない。CSを無敗で勝ちあがった勢いで、早大・有原の『交渉権』を引いてみせる。

 スカウト会議出席のため、搭乗を待つ大阪空港出発ロビー。

 --左手で引くか?

 「言わないよ。運気が逃げるから」

 --金ネクタイは?

 「だから言わんって」

 東京都内のホテルで行われた約2時間の会議後。

 --必勝アイテム?

 「だから、あしただって」

 --金色ネクタイは持ってきてはいるのか?

 「しつこい!! それは言えないと言っただろう(笑)」

 明らかに“秘策アリ”。だが、決して口を開かなかった。2年前のドラフト会議で藤浪晋太郎(大阪桐蔭高)を4球団競合の末に引き当てた際、身につけたゴールドネクタイが大本命だ。午前中には神田神社(神田明神)を訪れ、必勝祈願。そして、左手で「当たりくじ」を引いた。

 昨年のドラフトは大瀬良(九州共立大)を1位指名したが、3球団が競合し、広島が交渉権をゲット。その大瀬良が今季10勝を挙げ、広島のCS出場に大きく貢献した。今回は、CSの勝ち運を逃さないために必勝アイテムなどもいっさい明かさず。最大限にまで運気を高めて、狙うのが大学No.1右腕、有原だ。

 スカウト会議後の中村GMは「公言します」と駆け引きもしなかった。意中の有原はスリークオーターから繰り出す最速156キロの直球を最大の武器とし、縦のスライダーは威力十分。東京六大学リーグでは1年春から登板を果たし、3年秋には最優秀防御率(0・72)のタイトルを獲得。今春には5勝を挙げて初のベストナインに選出された。

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