2014.10.20 05:00(2/2ページ)

【指名を待つ男たち(上)】社会人編 最速149キロ!三菱日立PS・野村亮介

特集:
2014ドラフト会議
1メートル87の長身から力強い球を投げ込む野村。静岡出身ながらサッカーよりも野球を選んだ

1メートル87の長身から力強い球を投げ込む野村。静岡出身ながらサッカーよりも野球を選んだ【拡大】

 1メートル87、85キロの体から投げるMAX149キロの重い直球。これにカーブ、スライダー、フォーク、カットボールを交えて打者を手玉に取っていくのが野村のスタイルだ。8球団のスカウトが最終チェックした9月30日の日立製作所戦では先発して6回2安打3三振で無失点。合格点をたたき出した。

 「(プロに)挑戦したいと思ってやってきた。会社に了解してもらえました」

 ドラフト指名解禁となる社会人3年目で、都市対抗出場にも貢献。チームからは残留を望まれたが、この3年間に残した結果と熱意が実り、指名待ちを承諾された。

 「角度があって、低めをつく投球ができる。それに伸びしろがある」とほめるのは1位候補に挙げる中日・中田スカウト部長。近年は球持ちの良さよりも、高い地点で角度をつけて球を離せることが重視される。まさにそのタイプで、さらに多彩な変化球を操る野村株は高騰している。

 サッカー隆盛の静岡市清水区生まれだが、幼い頃から野球一筋。静清高時代には甲子園出場を果たし、社会人でも都市対抗の舞台に立った。サッカー王国・静岡で生まれ育った大型右腕が、運命の時を待つ。 (赤堀宏幸)

野村 亮介(のむら・りょうすけ)

 1993(平成5)年7月9日生まれ、21歳。静岡市清水区出身。飯田小で軟式野球を始め、飯田中時代に全国大会出場。静清高では3年春に甲子園出場。2回戦で日大三に敗れた。三菱日立パワーシステムズ横浜では、今年7月の都市対抗に出場した(3回戦で敗退)。1メートル87、85キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄2人。

(紙面から)