2014.10.13 05:05(1/2ページ)

エースの意地!阪神・能見、メッセに続き魂の8回0封!!

力投する能見。今季は苦しんだエースが、大一番で輝いた(撮影・森田達也)

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 (セ・リーグ、クライマックスシリーズファーストステージ第2戦、阪神0-0広島=延長十二回規定により引き分け、阪神1勝1分、12日、甲子園)ベンチから身を乗り出し、祈るように戦況を見つめた。延長十二回。広島の攻撃に「0」が刻まれると、能見の笑顔が弾けた。“あのとき”から1年-。エースが圧巻の8回5安打ゼロ封で、虎初のCSファーストステージ突破へ導いた。

 「意外にシンプルな気持ちだった。緊張はしたけど、打たれるときは打たれる。抑えられるときは抑えられる。そういうシンプルな気持ちでね」

 引き分け以上で東京行きが決まる一戦でも、持ち前の冷静さを保った。

 広島のルーキー大瀬良との白熱の投手戦。「三回ぐらいまでしっくりこなかった。すごく(体重が)前に乗っていない感じがした」と本調子ではなかったが、四回以降は「バランス的なもの」を修正し、ゼロを重ねた。七回一死満塁の大ピンチでは鈴木誠を三ゴロ。会沢は内角142キロ直球で見逃し三振に斬り、グラブを激しく叩いた。ポーカーフェースの男が珍しく感情を爆発。それだけ気合が入っていた。

 昨年のCS。初戦はルーキー藤浪、2戦目はメッセンジャーで連敗し、3戦目に控えていた能見は登板機会なく終戦した。なぜエースが初戦ではなかったのか。相性か、奇策か…。ファンのなかでも物議をかもしたが、理由があった。

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