2014.10.10 05:00(1/2ページ)

【和田虎検証(下)】「面白くない」さい配も代打起用では3年目の冴え

5月21日のオリックス戦の六回、代打・新井が同点2ラン。和田阪神は代打起用に勝負強さをみせた

5月21日のオリックス戦の六回、代打・新井が同点2ラン。和田阪神は代打起用に勝負強さをみせた【拡大】

 伝統球団・阪神の長い歴史の中で「4年連続」監督を託されたのは過去わずかに5人。石本秀一、松木謙次郎、藤本定義、中村勝広、岡田彰布。そして今回新たに第32代・和田豊現監督が6人目に名を連ねようとしている。

 歴史に名を刻むのだから、それなりの“名将ぶり”が見る側の脳裏に焼き付いていそうなものだが、ことしの戦いで、はたして何人が“しびれるような今季の和田さい配”をプレーバックできるだろうか?

 大多数の声が「あんまりないなぁ」。逆にいえば、これこそが和田さい配。一回に1番・上本が出塁すると、悪いとは言わないが90%以上の確率で送りバント。右投手が先発してくれば左打者を並べ、左投手が先発してくれば右打者を並べ…。

 「えっ、福留はスタメンじゃないの?」

 「相手先発が左腕ですから」

 シーズン中盤以降、メンバー発表直後のマスコミを含めた関係者の、こんな会話を何度聞いたことか。実績のある福留クラスが勢いを取り戻せば、先発投手の左右に限らず固定しても良さそうなものだが…。セオリーに忠実な野球が、この3年間、貫かれてきたということになる。

 「面白くない」

 この連載の1回目に紹介した本社首脳の一人の発言などは、こんな“わかりやすすぎる”さい配に起因しているのかもしれない。

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