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【ありがとう八十年(56)】広岡達朗、水谷を日本一の遊撃手に…「素質ない」も諦めず指導

特集:
レジェンドが語るプロ野球史
ヤクルトでは水谷新太郎(左)を徹底指導し、正遊撃手に育て上げた

ヤクルトでは水谷新太郎(左)を徹底指導し、正遊撃手に育て上げた【拡大】

 そして水谷はその年、遊撃のレギュラーを奪取。ヤクルトがリーグ初優勝、日本一を達成した78年は、名実ともに日本一の名ショートになった。

 やはり人間、やる方もやらせる方もやる気さえ起こせばなんとかなる、ということを証明してくれた。と同時に、野球環境によって成就、達成までに早い遅いがあるということも分かった。苑田は1年半、水谷は3年かかった。

 そもそもプロ野球に入ってくるからには、選手はみんな横一線、平等だ。それを一人前に育て上げるのが監督、コーチ、フロントの仕事であり、責任なのだ。その当たり前のことをぶれずにしっかりとやれ、とダメを押して教えてくれたのが松園オーナー。そのおかげで、私の野球理論は確立した。だから“大恩人”の一人なのだ。

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(紙面から)