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ヤクルト緊急トレード!川島&日高、鷹・新垣&山中と複数で合意

 ヤクルトが期限ギリギリの大型トレードで巻き返しを期す。ソフトバンクから快速球右腕の新垣と、下手投げ右腕の山中を獲得。主力の川島と日高を放出する出血覚悟の緊急補強で、投手陣再建へ大きな一手を打つことになった。

 投壊が顕著だった前半戦のヤクルト。チーム防御率4・93は12球団ワーストだった。打線は山田、雄平らがブレークし、リーグトップのチーム打率(・284)を誇る一方で、大量失点で白星を逃す試合が目立った。先発、中継ぎともに故障者が相次ぎ、主力が不調に陥るなかで若手に負担が偏る悪循環が続く中、てこ入れは急務だった。

 新垣は松坂世代の快速球右腕で、2004年から3年連続2桁勝利を挙げるなど活躍。右肩の故障の影響もあり、近年は不安定な投球が目立つが、環境が変われば復活を遂げる可能性は十分だ。プロ2年目の変則右腕の山中はリリーフ強化に期待がかかる。

 放出する川島は堅守を誇る遊撃手で、日高は2012年に66試合登板の左腕。ソフトバンクは13本塁打、46打点の松田を右手首の骨折で欠いており、内野手と中継ぎ要員の補強が課題だった。ともに九州出身で、ヤクルトは出血覚悟で送り出す。CS圏内の3位・広島までは9・5ゲーム差。“血の入れ替え”で可能性がある限り、追撃する。

川島慶三(かわしま・けいぞう)

 1983(昭和58)年10月5日生まれ、30歳。長崎県出身。佐世保実高から九州国際大を経て2006年大学生・社会人ドラフト3巡目で日本ハム入団。08年にヤクルトへ移籍。三塁、遊撃で1軍に定着も、10年以降は右肘靱帯の手術などの故障に悩まされた。通算成績は433試合に出場、打率.245、20本塁打、98打点(19日現在)。1メートル71、70キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸2200万円。

日高亮(ひだか・りょう)

 1990(平成2)年7月19日生まれ、24歳。大分県出身。日本文理大付高から2009年ドラフト4位でヤクルト入団。3年目の11年に1軍初出場。12年には中継ぎとしてチーム最多の66試合に登板し、3勝15ホールドをマークした。通算成績は85試合に登板、5勝3敗、防御率4.25(19日現在)。1メートル81、79キロ。左投げ左打ち。独身。年俸2100万円。

新垣渚(あらかき・なぎさ)

 1980(昭和55)年5月9日生まれ、34歳。沖縄県出身。沖縄水産高から九州共立大を経て2003年ドラフト自由枠でダイエー(現ソフトバンク)入団。1年目から先発枠に入り、04年から3年連続2桁勝利。04年には最多奪三振を獲得。今季は1軍登板なし。通算成績は148試合に登板、60勝50敗、防御率3.82(19日現在)。1メートル90、81キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸3300万円。

山中浩史(やまなか・ひろふみ)

 1985(昭和60)年9月9日生まれ、28歳。熊本県出身。必由館高から九州東海大、ホンダ熊本を経て2013年ドラフト6位でソフトバンク入団。下手投げの中継ぎ投手として1年目は17試合に登板したが、今季登板は1試合のみ。通算成績は18試合、0勝2敗、防御率5.57(19日現在)。1メートル75、80キロ。右投げ右打ち。既婚。年俸1200万円。

(紙面から)