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【ありがとう八十年(53)】広岡達朗、捕球&送球の基本練習

特集:
レジェンドが語るプロ野球史
守備の基本である体の正面での捕球を徹底することで、名手に成長した

守備の基本である体の正面での捕球を徹底することで、名手に成長した【拡大】

 別所毅彦さん、川上哲治さんの新人いじめのような態度を、自分の守備が下手だからと理解しようと努めていたが、ではどうすれば彼らに「うまい」と言わせられるかが分からなかった。

 ブレイザーの練習を見ていて、自分に足らないのはこれだと思い当たった。それからは「体の正面で捕る」という基本を繰り返した。すると格段に上達。技に頼っていたことが、呼吸で処理できるようになったのだ。別所さんはあまり口を挟まなくなり、川上さんは少し腕を伸ばしてくれるようになった。そういう意味で2人は“野球の恩人”。直接教えてもらったわけではないが、ブレイザーは“大恩師”だ。

 私が今も教える基本は「正面で捕れ」。昨今の野球を見ていると、バックハンドで捕球する選手が実に多い。中にはバックハンドをわざわざ教えている守備コーチがいる。嘆かわしい限りだ。

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(紙面から)