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【ありがとう八十年(43)】金田正一、徹底的に自己管理をして記録にこだわれ!!

特集:
レジェンドが語るプロ野球史
帰京後に行われた日本一パレード。沿道には大勢のファンが詰めかけた

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 1975年にDH制が採用されたときは嫌だったな。投手交代こそ采配の妙味だ。投手に打順が回ったときの代打の使い方もな。自分はそれがうまかったんだが、DH制では持ち味が消されてしまうんだ。

 セ・リーグとパ・リーグの投手を比べると、パの方が打者(の内角)を思い切って攻める度胸がある。交流戦など特別な時以外は、自らが打席で攻められることはないからな。ぶつけろと言っているのではないぞ。自分は打者に立ち向かっていったが、死球は少ない。それだけのコントロールを身に付けたんだ。

 今の選手には、記録にこだわれと言いたい。いくらテレビに出て有名になっても、死んでしまったら比べられるのは記録だけだ。これは永久に残る。

 自分は若い頃、巨人のエースだった別所毅彦さんが「20勝以上を8度した」と自慢していたから、絶対に追い抜いてやるぞと思った。「ホームランは35本打った」と言っていたから、これもやってやるとな。自分は通算82完封で引退したが、別所さんがそれ以上だったら絶対に追いかけていたな(別所は通算72)。

 《20勝以上は14年連続14度で、2位は稲尾和久(西鉄)、米田哲也(阪急など)、鈴木啓示(近鉄)の8度。通算本塁打は38本を記録した》

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