2014.6.25 05:00(1/3ページ)

【虎のソナタ】静かな甲子園に鬼筆ガッカリ

静かな甲子園では能見が階段昇りトレに汗

静かな甲子園では能見が階段昇りトレに汗【拡大】

 甲子園の記者席はバックネット裏中央の高い位置にある。

 横を阪神高速道路が通り、そのクルマの音が蝉しぐれのように銀傘に反射してくる。もうとっくに甲子園は夏なのだ。

 この日午前11時…いや正確にいえば10時56分、その記者席に少しねこぜになった“阪神ファン”がポツンと1人、ほおづえをつくようにしてグラウンドを見つめていた…。

 記者席にファンは入れない。この男は地べたをはい、土砂降りの雨にたちつくし…常にニュースの“内臓”までえぐり出し、ズケズケと記事にしてきたが、実は根っからの阪神大好きの少年だった…。特別記者植村徹也である。

 「これからが正念場や…」という思いがあった。それに最近、和田監督と話す機会があった。するとそこには「腹をすえた監督」がいた。ああみえて和田豊には覚悟がある…と感じた。

 それで黙ってリーグ戦再開のスタートを確かめたかったのである。

 さて練習開始の4分前の甲子園。各社のトラ番たちが一塁側ベンチ付近にたむろしている…選手が三々五々グラウンドに出てくる…フトみるとその選手たちに裏方連中が外野を指さして何かを説明していた。最初に『監督のミーティング』があるのだ。

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