2014.6.18 05:02(1/2ページ)

「MAXデー」や!虎・藤浪が覚醒、136球!13K!156キロ

三回、中田に対して亡き小林繁のように帽子がずれるほどの力投を見せた藤浪。自己最多の13三振を奪った(撮影・中島信生)

三回、中田に対して亡き小林繁のように帽子がずれるほどの力投を見せた藤浪。自己最多の13三振を奪った(撮影・中島信生)【拡大】

 (セ・パ交流戦、阪神4x-3日本ハム=延長十二回、3回戦、阪神2勝1敗、17日、甲子園)うなりを上げる剛球に、136球の熱投。20歳の若者がついに覚醒した。聖地のスコアボードに表示された「156キロ」の数字。八回にたたき出したこの日3度目の自己最速タイの球速に、球場中から拍手が巻き起こった。先発した藤浪は8回を4安打1失点。劇的勝利につながる投球で、甲子園を沸かせた。

 「しんどいところで真っすぐでカウントが取れた。本来の投球ができたと思う。自分のなかでもしっかり体重が乗って、指先にかかる感覚があった」

 圧巻の内容だった。「慎重になりすぎた」と、一回に先頭の西川、村田に連続四球を与えるなど、立ち上がりは制球に苦しんだが、ピンチでは一気にギアチェンジ。一死を奪うと、大阪桐蔭高の先輩の4番・中田、ミランダを連続三振。中田の5球目には自己最速タイの156キロを計測した。

 1点リードの五回には、一死二塁から西川の中越え適時三塁打で同点とされるが、その後、二死二、三塁で、またも対峙した中田を空振り三振。追加点は一切許さず、プロ入り後最多となる136球を投げ抜き、三振も自己最多の13個を奪った。

 2年目の今季は試合終盤につかまるケースが目立ち、スタミナ不足説もささやかれた。だが、この日、134球目に156キロの直球を投じた。フィジカルアップした姿を見せつけた。

 「もともとそれぐらい投げる自信はあった。疲れもそんなになかった」と言い切った。これが本当の藤浪晋太郎だ。

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