2014.6.17 05:00(1/2ページ)

【虎のソナタ】勝つと思うな思えば負けよ

甲子園でキャッチボールをするメッセンジャー。夏大好きの助っ投が虎の命運を握っている

甲子園でキャッチボールをするメッセンジャー。夏大好きの助っ投が虎の命運を握っている【拡大】

 1メートル82、74キロ。本田圭佑は世界に比べてそんなに大きくはない。

 だが、彼はいつも我々にシリアスな“幻想”をいだかせる。できないことかもしれないのに「できるかもしれない」と思わせてくれる。

 つまり「理想論」を「現実論」に引き戻してくれるヒーローだ。

 その偶像としての本田が、コートジボワール戦に日本が1-2で敗れたとたんに「現実論」を「理想論」にしてしまったような落胆をみせた。

 日本中が、こぞって“そんなことはない…”という糸口をさがしてきて20日午前7時(日本時間)のナタルでの「ギリシャ戦」には勝てる! という空気を醸成させようとする。そして、テレビで紹介していたが「日本vsギリシャ」のあらゆるデータをインプットしたTVゲームでは1-0で日本が勝つのだ。しかも後半15分に本田のゴールで…。

 ♪勝つと思うな 思えば負けよ…実際、少し我々も「勝つ気満々」で先にお銚子の1本、とりあえず生ビールを胃に入れかかっていたではないか。それがアレ、アレ、アリャリャ…アカンがな…となった。テレビのニュースは、何度となくこの試合のホイッスルの響き渡ったシーンの日本選手の疲れ果てた顔をアップにしていた。

 「このままじゃ、日本にノコノコと帰れんゾ!」

 まずザックジャパンの全員がそう思ってもらいたい。それが勝利につながるなんて甘っちょろいことはいわない。それがヒシヒシと伝わる試合をギリシャ戦ではしてもらいたい。それだけでいい。

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