2014.6.3 05:02

巨人・原監督、父の「監督道」貫き日本一奪回へ

原家ゆかりの福岡で勝負師について語った原監督。その辞書に妥協も言い訳もない (撮影・大西正純)

原家ゆかりの福岡で勝負師について語った原監督。その辞書に妥協も言い訳もない (撮影・大西正純)【拡大】

 巨人は2日、3日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)のため大阪から福岡に移動し、同球場で全体練習を行った。5月29日に父の貢(みつぐ)氏(享年79)=東海大系列校野球部顧問=が死去した原辰徳監督(55)は、帰京せずにチームに帯同。亡き父に教わった『監督道』を胸に戦いに邁進(まいしん)する。

 指揮官が亡き父の教えを語った。九回まで金子に無安打に抑えられた5月31日のオリックス戦(京セラドーム)。無安打無得点を覚悟したのか、と聞かれたときだ。

 「勝負師はそんなことを考えては駄目なんだ。おやじもよく言っていた。『弱いチームの監督は、試合中に(敗れた際の)言い訳を考える。強いチームの監督は、言い訳を考えない』とね」

 福岡は原家ゆかりの地。密葬が終わるまで貢さんについてコメントしない意向だが、受け継いだ監督道が口をついた。「仕事も同じじゃないか? 先に言い訳を考えているようでは駄目。生き様というか。ノーヒットで勝ってやろうと思っていたよ」と力を込めた。

 全体練習では打撃不振の村田とブルペンにこもり、約1時間指導した。どんなときも、勝負に徹する。父の教えを胸に日本一奪回を目指す。 (長崎右)

(紙面から)