2014.5.19 05:05(3/4ページ)

お見事!虎・鳥谷、ミラクル弾ぶち込んだ「たまたまです」

阪神甲子園球場

阪神甲子園球場【拡大】

 地の利を生かした一発だった。甲子園は広いとされるが、ポール際だけは違う。両翼は12球団の本拠地で横浜スタジアムに次いで2番目に短い95メートル。過去には掛布(現GM付育成&打撃コーディネーター)をはじめ、数々の左の強打者が放り込んできた。まさに、この日の鳥谷の一撃も最短ルートを突き進んだ。和田監督は「あの一発に関しては狙い打ちというか、しっかりとらえられた結果」とたたえた。

 類い希な選球眼と巧みなバットコントロールの持ち主だ。如実に表すのが年間にバットが折れる本数。多い選手では40本以上は折れるとされるが、鳥谷の場合、年間10本程度だという。ナイキ社の担当者も「こんなにバットが折れない選手は珍しい」と驚く。

 リーグ3年連続最多四球を選び、昨季は104個を数え、球団記録すら塗り替えた。今季もここまで32四球でセ界2位。狙い澄ましたボールを確実に打ち返す。べったりと松ヤニが付着した相棒とともに、好球必打が技ありアーチを生んだ。

 20日からは交流戦が始まる。5カードぶりの勝ち越しを決め、オリックス(京セラD)との初陣に臨む。「1カードが2戦になるので、何とか初戦をとって、やっていきます」と指揮官。チームリーダーも同じ熱い気持ちを抱き、パ・リーグ相手に立ち向かう。 (小松真也)

【続きを読む】