2014.4.30 05:04(2/4ページ)

虎・福留、家族愛でV弾!劇的コイ倒で首位攻防の第1R先勝

福留は八回、好投していたバリントンから決勝弾

福留は八回、好投していたバリントンから決勝弾【拡大】

 気がつけば右拳を握っていた。雄たけびを上げた。涙腺が緩む。花束を片手に感情むき出しに唇をかみながら、ナインとハイタッチ。心に突き刺さっていた罵声が瞬時に賛辞へと変わる。福留はこれが心地よかった。

 「ベンチに帰ったら鳥谷があんなに喜んでくれたし、関本であり、新井さんであり、みんなが自分のことのようにすごく喜んでくれた。よかったな、と思った。それが本当にうれしかった」

 0-0の八回二死。地獄から脱出する絶好機がやってきた。七回二死までパーフェクトに抑えられたバリントンの外角直球を一閃。バックスクリーン右に叩き込んだ。

 「ずっと調子も悪かった。1軍で使ってもらっている、という時点で(自分の)数字からすれば考えられないこと」

 三回に一ゴロに倒れると観客席から「和田、いい加減にしろ」と指揮官に向かって痛烈なヤジが飛んだ。大統領かA級戦犯か-。それが阪神。試合前まで打率・154の男が受ける状況は、ある意味、必然でもあった。

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