2014.4.25 05:04(2/3ページ)

鋼鉄のハートや!虎D6・岩崎、今度は敵地で0封竜斬り

阪神先発の岩崎=ナゴヤドーム(撮影・森本幸一)

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 修羅場をくぐり抜けるとグラブをポーンとたたいた。敵地でも竜打線をもてあそんだ。どん尻ルーキーがまた大仕事。D6位・岩崎が7回5安打無失点の快投で今季2勝目。虎の鬼門と呼ばれたナゴヤドームのマウンドに立ち、無表情で「0」を刻んでいった。

 「いつも通り、1イニング、1イニングという気持ちで投げました」

 最大のピンチは1-0の六回だった。先頭の荒木に右前打を浴び、続くルナに四球。無死一、二塁とされ、4番・平田を迎えた。初球から臆することなく内角を攻めた。2球続けた内角直球で2ストライクと追い込み、インサイドへの137キロ直球で見逃し三振。鶴岡は腰を上げ、1球外した球のようだったが、懸命に腕を振った分、バットが動かなかった。好調の相手4番を3球三振に仕留めると、続く森野の一ゴロをゴメスが好捕し、二塁封殺。一、三塁から和田を右飛に打ち取り、無失点で切り抜けた。

 「いい打者ほど厳しく突いていかないといけない」

 真っすぐとスライダーの組み立てで開幕から投げてきたが、四回一死、森野の打席で99キロのスローカーブを披露した。

 「カウントをとることができました。良い結果ができたと思います」

 初勝利を得た2日の京セラドームから中日戦2戦2勝。12回連続無失点を継続中だ。

 三塁側スタンドでは実家のある静岡市内からやってきた母・恭子さん(50)が応援ボードを手に声をからしていた。2日の初勝利の後、岩崎はウイニングボールを丁寧にタオルで包み、トラッキーのぬいぐるみ、大きく扱われたスポーツ新聞とともに段ボールに入れて、宅配便で送った。記念球はリビングに飾られたのだが、後日談があった。

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