2014.4.20 05:04(2/3ページ)

虎5点差大逆転!ゴメス「オオキニ」聖地初アーチ&反撃タイムリー

初めてのお立ち台で笑顔をみせるゴメス。左は決勝打を放った上本

初めてのお立ち台で笑顔をみせるゴメス。左は決勝打を放った上本【拡大】

 打ち直した打球の行方を追う、その表情はまさにドヤ顔だった。1、2、3秒…。ホームランアーティスト特有の長い滞空時間の末、白球は左翼席中段に飛び込んだ。揺れに揺れるマンモス。ゴメスの聖地初本塁打が、猛虎を逆転勝利に導く号砲となった。

 「甲子園のたくさんのファンのみなさんの前で打てたので格別です!!」

 4万人を超える視線を集めた初体験のお立ち台。満足げに振り返った場面は2点ビハインドの五回一死一塁だ。燕の左腕エース・石川の投じた3球目。快音とともに伸びた弾丸ライナーは左翼ポール際でわずかに切れてファウル。しかし、本人は気にしない。直後の外角シンカーを狙った。

 「ファウルは意識しなかった。打った瞬間、本塁打だとわかりました」

 17日の広島戦(マツダ)から中1日の第2号は貴重な同点2ラン。初めて甲子園に踏み入れたとき「ノーマルサイズ」と豪語した本拠地8試合目で、昨季4月5日の広島戦(マツダ)以来の5点差をひっくり返す劇勝の立役者になった。

 来日前から、大和魂を宿していた。いまも携帯に大事に保存している思い出の動画がある。映像の主役はヒーローインタビューで「アイアム・ジャパニーズ」と叫んだことで有名な、あの男だ。

 「カワサキがダンスしている動画を持っているんだ。ナイスガイだよ」

 2013年の米大リーグ、ブルージェイズ時代の同僚、川崎宗則内野手(32)だ。同傘下3Aでも腐らず、異国の地で明るく振る舞い、仲間に溶け込もうとする姿勢に感銘を受けた。日本でのプレーを視野に入れていた助っ人にとって、いいお手本になった。

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