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“秘密兵器”阪神・俊介が火つけ!どん詰まり執念二塁打

サヨナラ劇の口火を切ったのは俊介。ど根性の二塁打だった(撮影・安部光翁)

サヨナラ劇の口火を切ったのは俊介。ど根性の二塁打だった(撮影・安部光翁)【拡大】

 (セ・リーグ、阪神2x-1巨人=延長十回、6回戦、阪神4勝2敗、13日、甲子園)山口? 別に…。

 タテジマ戦士がそろいもそろって嫌がる超難敵を、まったく気にしない男がいることを、みなさん、お忘れでは? 甲子園サヨナラ劇場のホームインは背番号68。おぜん立ては阪神・俊介の二塁打だった。そう、この控えに甘んじているプロ5年目こそが、山口をカモにしている“秘密兵器”だった。

 「最近、引っ張りにいって結果が出ていなかったので、来た球を素直に打ちにいきました」

 途中出場で初打席となった延長十回一死。カウント2-2からの内角へ入ってくる129キロスライダーを強引に右方向へ。いい当たりではない。が、打球は一塁手の頭をフラフラと越え、さらに切れてファウルゾーンを転々。これが幸い、一気に二塁を陥れたところから、ドラマはクライマックスに向かっていった。

 「(山口とは)ずっと対戦していたし、イメージを持って打席に入りました」

 この「ずっと対戦」には深~い意味がある。

 忘れもしない2010年5月2日。俊介がまだ「藤川俊介」の登録名だったルーキーイヤーに、プロ初安打を放つ。場所は甲子園。左中間を破る三塁打は会心の打球だった。そのときマウンドにいたのが山口-。

 一生忘れられないヒットを放った相手を、好きになるのは必然。昨年までの対戦成績は10打数4安打。この日の劇打を加えて、打率は・455。まぎれもなく“カモ”だ。

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