2014.3.31 05:00(1/2ページ)

【虎のソナタ】虎党もG党も「頑張れ、頑張れ、西岡」

後頭部を強打して放心状態の西岡を心配そうに見つめる和田監督や阪神ナイン

後頭部を強打して放心状態の西岡を心配そうに見つめる和田監督や阪神ナイン【拡大】

 「頑張れ、頑張れ、西岡!!」

 阪神ファン、そして巨人ファンからも西岡コールが沸き起こり、東京ドーム全体に響きわたりました。ストレッチャーに移され、首と頭部をガッチリと固定されて救急車に運び込まれる際、西岡は左腕を力強く突き上げてそのコールに応えています。

 「声援が聞こえている。意識は戻ったんだ」

 記者席を駆け下りて、三塁ベンチ裏に詰めていたトラ番安藤理と西垣戸理大は、西岡のガッツにウルッとしていました。二回の守備で福留と激突。頭からグラウンドに落ちた西岡は、数分間、ピクリとも動かない状態が続いたのです。

 「救急車がグラウンドに入って来るのは、俺も初めて見たわ」

 編集委員上田雅昭もいつになく沈んだ口調です。白衣を着たドクターが出てきたときも、球場全体が静まりかえったといいます。が、その直後でした。

 ♪新たな時代を切り拓け 嵐を呼べ 輝く男

 左翼席の阪神応援団が西岡のヒッティング・マーチを合唱。すると、さすがは伝統の一戦。その歌詞を知っている巨人ファンも一緒に合唱してドーム全体に広がり、西岡コールにつながっていったのです。

 安藤と西垣戸は、しばらくベンチ裏に待機。病院搬送直後に対応した四藤広報部長は「意識は戻っている。会話はできている。手足も動かすことができている」と話し、2人も少しだけほっとしたのですが…。

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