2014.3.31 05:05

ヤクルト・増渕と日本ハム・今浪が緊急トレード

ヤクルト・増渕竜義

ヤクルト・増渕竜義【拡大】

 ヤクルト・増渕竜義投手(25)と、日本ハム・今浪隆博内野手(29)との交換トレードが両球団で合意に達したことが30日、分かった。ヤクルトはこの日、増渕にトレードを通告し、日本ハムも今浪に内示を済ませた。31日に正式発表される。

 昨年の最下位から巻き返しを図る両球団が、開幕直後の緊急トレードで戦力補強を図る。遊撃手に故障者が続出したヤクルトと、先発も中継ぎもこなせる投手を希望した日本ハムとの思惑が一致した。

 ヤクルトは、昨季101試合に出場した川島が3月8日の駿河台大との練習試合で左手親指を骨折し、実戦復帰まで2カ月かかる。2年目の谷内も15日のイースタン・リーグ、DeNA戦(戸田)で右足首を捻挫して復帰まで1カ月以上かかる見通しで、遊撃に故障者が相次いでいた。

 開幕戦でプロ初打席本塁打を放ったD2位・西浦(法大)が先発しているものの、現状、1軍で遊撃のバックアップは森岡だけ。今浪は内野の全ポジションを守れる上に、シュアな打撃が持ち味。補強にはうってつけの人材だった。

 一方、日本ハム・栗山監督は増渕の潜在能力を高く評価していた。2007年高校生ドラフト1巡目入団ながらここ数年伸び悩んでおり、小川監督も「成長のために環境を変えた方がいいのではないか」との“親心”を見せており、両選手のトレードが決まった。

増渕 竜義(ますぶち・たつよし)

 1988(昭和63)年5月3日生まれ、25歳。埼玉県出身。鷲宮高3年夏の埼玉大会5回戦でノーヒットノーランを達成(決勝で敗退)。2007年高校生ドラフト1巡目でヤクルトに入団。1、2年目に開幕ローテーション入りし、計4勝、11年にも主に先発で7勝を挙げた。昨季は1軍登板5試合にとどまった。プロ通算は157試合に登板、15勝26敗、防御率4.36。1メートル86、86キロ。右投げ右打ち。独身。年俸2900万円。

今浪 隆博(いまなみ・たかひろ)

 1984(昭和59)年7月6日生まれ、29歳。福岡県出身。平安(現龍谷大平安)高から明大を経て2007年大学生・社会人ドラフト7巡目で日本ハム入団。昨季は内野だけでなく右翼手での先発もこなして91試合に出場し、打率.242、0本塁打、14打点。プロ通算は223試合に出場、打率.237、0本塁打、25打点。1メートル72、75キロ。右投げ左打ち。既婚。年俸1700万円。

(紙面から)