2014.3.17 05:03

【春に翔ぶ(2)】日本文理・飯塚、投手でリベンジ

長身から繰り出す直球は威力十分。飯塚の投球はセンバツで話題を集めそうだ(2013年11月18日、明治神宮大会の龍谷大付属平安高戦)

長身から繰り出す直球は威力十分。飯塚の投球はセンバツで話題を集めそうだ(2013年11月18日、明治神宮大会の龍谷大付属平安高戦)【拡大】

 “秋の日本一”を逃したが、春は頂点へ-。日本文理(新潟)のエース右腕、飯塚悟史投手(3年)が腕をぶしている。

 「投手として甲子園で勝負したいと思っています。ホームランは打てたけど、負けては…」

 1メートル86、83キロ。昨夏の甲子園も経験した飯塚は、主砲としてもチームを引っ張る。公式戦は39打数10安打。打率・256も、3本塁打。昨秋の明治神宮大会では決勝の沖縄尚学戦(沖縄)で2アーチを放った。

 1発は右翼席中段に飛び込む110メートル弾。もう1発は泳ぎながら、バックスクリーンを越える130メートル弾。チームは計5本のアーチで一時、8-0とリードしたが、投手としては最悪だった。11安打を浴び、逆転負け。2009年夏の甲子園準優勝からの悲願だった「日本一」を逃した。

 それでも、大井道夫監督(72)の飯塚に対する信頼は変わらない。

 「秋は打ち込みばかりで投げ込みをさせなかったから打たれた。打者での力を投手として出せるようになればおもしろいと思ってこの冬は走らせたし、投げ込みもした。ここまで順調に来たから楽しみですよ」

 落ちる変化球を習得したという飯塚。新たな投球にチームの命運がかかっている。(赤堀宏幸)

飯塚 悟史(いいづか・さとし)

 1996(平成8)年10月11日生まれ、17歳。新潟県出身。直江津小、直江津中では軟式野球。日本文理では昨夏に甲子園出場。大阪桐蔭戦(1回戦)に「3番・一塁」で出場し、八回から救援で登板したが、2-10で敗れた。昨秋の公式戦では11試合で9完投し、91回を投げて防御率1.88。1メートル86、83キロ。右投げ左打ち。家族は両親と兄2人。

(紙面から)