2014.2.12 05:03(2/2ページ)

迫力違う!気迫凄い!虎総帥、藤浪&能見に腰抜かした~

能見は今キャンプ最多の147球を投げ込んだ

能見は今キャンプ最多の147球を投げ込んだ【拡大】

 午前11時前。一度は、ブルペンを去りかけた。その刹那、無言の“呼び掛け”が背中に届いた。声の主は、藤浪晋太郎-。振り向いた坂井オーナーは「藤浪の2年目」に目を奪われた。

 「力強くて迫力がありました。余裕というか貫禄がありますね。去年も(キャンプ地に)来たときにビックリしたと言ったかもしれまへんけど、それとはまた違った迫力がありました」

 うなりを上げる剛球に、カットボールやチェンジアップなどキレ味抜群の変化球。小雨がぱらつくブルペンで見届けた56球の進化デモに、総帥はありとあらゆる賛辞を並べた。

 普通の若手なら萎縮するようなシチュエーションでも、藤浪自身は「(配球は)特に意識はしていない。しっかり調整はできていると思います」と淡々としたもの。そんな普段通りが、頼もしさを一層増幅させる。

 沖縄キャンプ視察第1弾の最終日。坂井オーナーの表情をほころばせたのは、何も藤浪だけではない。左のエースだって負けていない。

 「能見君はすごい気迫だった。ほぼ150球ですか。すごい気迫で、圧倒されるものがありました」

 能見は今キャンプ自己最多となる147球。オール真っすぐで、球団トップを“お・も・て・な・し”。藤浪同様に左腕も「予定通りです」と冷静。「残念でしたなぁ」と練習試合・日本ハム戦の中止に肩を落としたオーナーにとって、12日の帰阪を前に両者の熱投は最高の手土産となった。

 確かな進化を感じ取った藤浪に、エース能見も順調そのもの。左右の両輪は、今年もフル回転でやってくれるはず-。9年ぶりのV奪回への好材料を、この目で、しかと見届けた。拳を握って、球場を後にする総帥の足どりは軽かった。(西垣戸 理大)

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