2014.2.12 05:01

中日・ガッツ、“初打席初安打”は「たまたまです」

シート打撃で谷繁元信選手兼任監督、荒木雅博、森野将彦らが見つめる前でヒットを放った小笠原=11日、沖縄県北谷町の北谷公園野球場(撮影・森本幸一)

シート打撃で谷繁元信選手兼任監督、荒木雅博、森野将彦らが見つめる前でヒットを放った小笠原=11日、沖縄県北谷町の北谷公園野球場(撮影・森本幸一)【拡大】

 ガッツがガツンと快音を響かせた。中日・小笠原道大内野手(40)が11日、キャンプ初のシート打撃に登場。“初打席”で痛烈な左前打を放ち、順調な仕上がりをアピールした。

 陽光が差し込む球場に快音が響き渡った。初のシート打撃に挑んだ小笠原が、ローテ候補の朝倉の外角直球をガツン。痛烈な打球が左翼手の前でバウンドした。

 「目慣しです。(シートは)初めてなんで。1本ヒットが出た? たまたまです」

 サムライと呼ばれる小笠原らしい受け答え。『驚くことじゃないだろ』と言わんばかりの鋭い眼光だった。2打席目は中飛だったが、内角球をしっかりと芯でとらえた。一塁守備でも無難に連係プレーをこなし、これには古巣の007も弱り顔だ。

 「練習を見ていても問題ないし、よく振れている」と巨人・三沢スコアラー。まだまだ衰えてはいない。それを一番実感しているのは、ほかでもない谷繁監督だ。

 「あんなクソ重いバットを使ってね」

 重さ、長さともに小笠原は明らかにしないが、これまでのシーズンで使ってきた86センチ、920グラムより長くて重い、練習用の長尺バットを軽々と振り回す姿に指揮官からは思わず、軽口も出た。

 フリー打撃のあとは外から見ることができない“鳥かご”にこもって、約30分間マシンと向き合った。「ボールをマシンに入れているだけかもしれないよ」とはぐらかすが、人一倍バットを振っている。当然ファンもひたむきなサムライに熱い声援を送る。

 「物珍しいだけじゃないですか。ただ期待には応えられるようにがんばっていきたい」

 大口をたたくことなく、ガッツらしく黙々とバットを振り続ける。 (長谷川 稔)

春季キャンプ日程へ

(紙面から)