【マー君トーク】
マー君は、学生の質問に丁寧に答えた(撮影・荒木孝雄)【拡大】
江戸川大で行われたシンポジウムで米大リーグ、ヤンキース入りが決まった田中将大投手(25)はファンサービスや日米の契約の違い、大学生へ向けたメッセージなどを大いに語った。
--ファンサービスをどう考えているか
「選手個人によって価値観は異なると思います。写真撮影や握手、サインをするのも大事だと思う。一番はプロ野球選手としてグラウンドで最高のパフォーマンスを見せること。昨年はリーグ優勝、日本一で最高の結果をファンに見せることができた」
--日米の契約の違いについて感じたことは
「根本的にスケールが違いますね。(米国は)いろいろな細かい契約、こういうこともしてくれるのか、とか。本当にスケールが違います」
--社会に出た際に不安はあったか
「好きなこと(野球)をやってご飯を食べるということで、力が通用するかどうかに関しては不安はなかったです。新しいところに行くと、人付き合いができるかどうか、うまくコミュニケーションを取れるかどうか、という不安はあります」
--大学生に向けたメッセージを
「物事をさまざまな方向から見ていくことも大事。そうしながら自分の目標に向かってアプローチしていく。失敗もあるでしょうが、それを成功につなげれば、その失敗も生きる。視野を広く、1つにこだわらずに頑張っていってほしいです」
(紙面から)