2014.1.10 05:03(2/2ページ)

“ロッテのアジャ”井上、鈍足バテバテ!伊東監督も思わず吹き出す

インターバル走で遅れ、罰として腕立て伏せをする井上晴哉=ロッテ浦和球場(撮影・今野顕)

インターバル走で遅れ、罰として腕立て伏せをする井上晴哉=ロッテ浦和球場(撮影・今野顕)【拡大】

 厳正なレフェリーは『アジャ井上』が犯したわずか3秒の“反則”も見逃さなかった。

 「ハイ、3秒オーバー。腕立て伏せ30回!!」

 大迫フィジカルコーチの厳命に、井上はゼイゼイと息を切らしながら30回。これには視察に訪れた伊東監督も思わず吹き出しながら見守った。

 ロッテ浦和での新人合同自主トレ初日。人気女子プロレスラー、アジャコングのそっくりさんで自ら「アジャと呼んでください」という井上がはまったのは強化走「150メートル30秒以内×5セット」だった。

 1本目で、いきなり3秒オーバー。腕立て伏せ30回のペナルティーはこの1回だけで容赦されたが、残り4セットも遅れ続け、体重115キロの巨体はプロの洗礼に震えっぱなしだった。

 「いい練習をさせてもらいました。何もしていなかったわけではありませんが、もう少し(プロの)自覚を持って練習をしてくればよかったかなと…。ただ、自分はバットを振り込んで切れを作るタイプ。切れてくれば体重は関係ないです」

 社会人屈指と言われた右のスラッガー。全体メニューは青息吐息だったが、自由練習となった室内のマシン相手の打撃練習では水を得た魚のように快音を連発し、大砲の片鱗(へんりん)をのぞかせた。

 「彼に20盗塁やゴールデングラブ賞は求めていない。ひと振りの魅力をみせてくれればいい。無理に絞り込む必要はないよ」と伊東監督。早くもロッテの話題を独占しそうなムードだ。(西村浩一)

球界の主な巨漢選手

★南海・香川伸行(1980年D1位=大阪・浪商高、1メートル70、127キロ) 愛称「ドカベン」。1年目の自主トレではベスト体重から16キロ増の106キロで、体重測定を嫌がった。50メートルダッシュはこなしたが、ランニング中に「走ると腰が変になる」と開始後35分でリタイアした。1年目の成績は50試合、打率.282、8本塁打、25打点
★西武・中村剛也(2002年D2巡目=大阪桐蔭高、1メートル75、102キロ) 愛称「おかわり君」。キャンプの声出しやインタビューなどで「好きな言葉はおかわり」と話し、その風貌から定着した。1年目の1軍出場はなし。4年目の2005年に22本塁打を放ち、ブレークした
★中日・中田亮二(10年D3位=亜大、1メートル71、107キロ) 愛称「ブーちゃん」。1年目の自主トレ時に115キロあり、ランニングで苦戦。「体力がない方なので、しんどかった」と苦笑いした。1年目の成績は9試合、打率.111、0本塁打、0打点【注】身長、体重は香川が現役最終年。中村と中田は昨季のもの

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