2014.1.7 05:00

【記者の目】優勝が宿命…捕手は生え抜きにこだわらない

 阪神がDeNAにFA移籍した久保の人的補償として36歳の鶴岡を獲得した。球団として生え抜き育成を掲げながら、藤井、日高に続くベテラン捕手補強。言行不一致に見える補強策の裏には強い覚悟がある。

 球団幹部は「批判があれば受けます。勝てる捕手というのはなかなか育たない。他球団を見てもFA補強でカバーしていることが多い」と説明した。中日は谷繁、ヤクルトは相川、ソフトバンクは細川がいる上に、今オフ、日本ハムから鶴岡を獲った。阪神の2003、05年の優勝も中日からトレードで加入した矢野の力が大きかった。捕手は最も大事なポジション。優勝が宿命だからこそ、生え抜きにこだわらないという考え方がある。11年オフにFA獲得を検討した鶴岡のリスト漏れは虎にとってまさかの朗報だった。(運動部デスク・大沢謙一郎)

(紙面から)