2013.12.11 05:00

【セカンドチャレンジ(2)】ロッテ・山本元投手、テレビ制作会社ADに

2011年に11試合の1軍登板を果たした山本元投手。ADに転身し、未知の世界に飛び込む

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 かつて「引退したらアシスタントディレクター(AD)になりたい」と発言したのは今季限りでユニホームを脱いだ西武・石井一久氏だが、ロッテを戦力外になった山本徹矢元投手(23)は本当にADになる。テレビ制作会社に就職し、日本テレビで働くことが決まったのだ。

 「お世話になった方に引退のあいさつの電話をしたときに、話をいただいて。テレビの世界も興味があったので、やってみることにしました」

 プロ野球界と同じく華やかにみえるテレビ界だが、裏方は大変だ。「1年間は雑用しかない、しんどいぞといわれた」。それでも「もう一度、高校1年に戻ったつもりでやります。いろんな縁があるだろうし、自分を磨けるし、役立つと思った」と決心した。

 2009年ドラフト5位でロッテ入りしたが、故障続き。1軍では11年に11試合に登板(勝敗なし)しただけで、今季は右肩痛で2軍戦の登板もなかった。11月10日の12球団合同トライアウトでは打者4人を無安打1四球に抑えたが、「結果はよかったけれど、球は走らないし、プロとして無理だと思った」と気持ちに区切りをつけた。

 「プロ入りしたときの目標は中島さん(当時西武)と、高校(神戸国際大付属高)の先輩の坂口さん(オリックス)と対戦すること。それはかなえられた」。プロの思い出を胸に新たな世界へ飛び込む。(塚沢健太郎)

山本 徹矢(やまもと・てつや)

 1990(平成2)年6月6日生まれ、23歳。兵庫県出身。神戸国際大付高では甲子園出場なし。2009年ドラフト5位でロッテ入団。11年に1軍デビューし、11試合に登板(勝敗なし)。最近2年間は1軍登板がなかった。1メートル80、80キロ。右投げ右打ち。独身。今季年俸570万円。

(紙面から)