もちろん恐れてばかりはいられない。「打倒・巨人」は虎の宿命だ。阪神1年目の今季は5月に左ひざを手術し、終盤にも右ふくらはぎを痛めた。クライマックスシリーズでは途中交代するなど「(個人的に)つまらなかった」と振り返った屈辱の1年。現在はトレーニングとリハビリに励み、復活を期している。当然、現状では来季の右翼のポジションは白紙。自らの置かれた立場は、わかっている。
「(同組の和田)監督と野球の堅い話をすることはないですよ。楽しかったです、みんなでガヤガヤと。けがの状態も確認しながらやりました」
リハビリも兼ねたラウンドでは、グロス80(OUT37、IN43)と参加選手の中でトップ。順調な回復ぶりを示した。自身も井端も、互いに苦かった2013年。必ず復活する。先輩より先に、輝きを取り戻す。(安藤 理)
(紙面から)