2013.7.23 05:03(2/3ページ)

お祭り男本領!阪神・新井400万円稼いだ/球宴

 外野席を埋め尽くした地元の福島の野球少年たち。色とりどりのユニホームでスタンドは鮮やかに染まった。子供たちからの熱い視線を感じる。必ず打つ-。自然と力も入った。新井が2度も快音を響かせ、被災地に勇気を届けた。

 「いいプレーを見せれてよかった。いいオールスターだった」

 帰りの通路では満面の笑みを浮かべた。二回一死から中前打。六回には二死から右中間へ二塁打を放ち、球宴2戦連続でマルチ安打を記録するなど、存在感を発揮。二塁ベース上では珍しく白い歯もこぼれた。

 東日本大震災が起こった2011年。当時、選手会会長だった新井は、開幕を遅らせたパ・リーグと同時開幕をNPBに訴えた。そのとき、涙を流した。同年オフには選手会のイベントで福島県いわき市を訪れ、子供たちとふれあった。

 「覚えているよ。被災して転校を余儀なくされたりしたけど、それでも元気だった」

 この日、外野席では「これまでのご支援ありがとうございます 福島はこれからも元気にがんばります」という横断幕が掲げられ、大勢の子供たちも駆けつけた。そのなかには「たぶん、来てくれていると思う」と2年前の野球少年の姿へ思いをはせた。

【続きを読む】