来季は打ち勝つ!阪神・矢野監督「タイガースファンの方は点取ることが大好き」

 
オーナーへの報告を終えた矢野監督。来季の優勝が見えた!?(撮影・二星昭子)

 打ち勝つ! 阪神・矢野燿大監督(50)が18日、大阪・福島区の阪神電鉄本社に藤原崇起オーナー(67)を訪ね、シーズン終了報告を行った。6連勝で3位で終えた就任1年目について「今のタイガースはまだ強くない」と分析。来季に向けて「点を多く取れる野球をしていきたい」と約束した。貧打病を解消し、巨人を倒す!

 1年目の反省は言わずもがな。来季の続投が決定している矢野監督は揚塩社長と壇上へ-。落ち着いた表情で今季の収穫と反省を口にした。そして虎党を喜ばせるために最も必要なことを、自ら明言。来季は打ち勝つ!!

 「タイガースファンの方は点取ることが大好きだと思うので。来季はそういう点を多く取れる野球をしていきたいな、と改めて思いました」

 シーズン終盤の6連勝という奇跡的快進撃でAクラスに滑り込み、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージまで駒を進めたことは大きな収穫。しかしこれは12球団トップの防御率3・46を誇った投手陣で守り勝ったもの。CS最後の巨人戦でわずか2安打に終わるなど、12球団ワースト538得点に終わった貧打は最後まで重くのしかかった。だから「今のタイガースはまだ強くない」と言い切り、伸びしろだと力説した。

 得点力アップのための策は頭の中にある。「プラスに言うと、(今季)盗塁100個いけたというのもあった」。リーグ制覇を果たした2003年に115盗塁して以来となる大台に乗せた足攻への手応えを口にした。

 36盗塁で盗塁王に輝いた近本をはじめ、梅野は球団捕手の記録を更新する14盗塁。走塁の切り札・植田が12盗塁など走れる選手は多い。「作戦的な部分でも、もっともっと課題というか。この秋の練習、キャンプでもやっていくべきものにはなったと思う」。来季は足でかき乱す-。22日から再開する秋季練習でも1つのテーマとして磨きをかける。

 「一番上を、てっぺん狙って戦う強いチームを、しっかりこの秋から作っていって。来年、ジャイアンツを倒したいな、という思いが強くなってきています」

 ドラフトではD1位指名した西純矢投手(創志学園高)ら上位5人を高校生指名し、将来に投資した。今季は青柳や守屋、島本と投手陣を発掘。来季はそれを野手陣で実行する。矢野監督はそれだけ、現有戦力に底上げの余地が残っていることを信じている。来年こそ、悲願を達成する。(大石豊佳)

オフの補強について、阪神・揚塩球団社長「外国人を中心とした補強は引き続き監督とフロントと話をして、打つ手を打っていきたいと思っております」