津田学園・前、仲間から送られた“2度目のマウンド”に感謝/甲子園

 
先発の津田学園・前=甲子園球場(撮影・岩川晋也)

 第101回全国高校野球選手権大会第8日は13日、2回戦が行われ、第1試合で津田学園(三重)が履正社(大阪)に3-7で敗戦。先発した津田学園・前佑囲斗(ゆいと)投手(3年)が9安打6失点と強打の履正社打線につかまった。

 一度は降りたマウンド。それでも最後にもう一度、上がることができた。18回目の誕生日、前は最高のプレゼントをくれたチームメートへ、感謝の気持ちがあふれた。

 「みんながもう一度マウンドへ立たせてくれた。高校人生で一番、幸せな瞬間でした」

 0-1で迎えた三回に長短打5本を浴び、この回5失点。四回から一塁の守備につき、マウンドを2番手の降井(3年)に譲った。

 3-7で迎えた八回。2死とした場面で、前が再びマウンドへ。エースとして、最後は相手打者を左飛に仕留め、グッと拳を握りしめた。

 自身の誕生日を白星で飾ることはできなかったが、第1打席はアルプスから「ハッピーバースデー」の大合唱。スタンドの観客も拍手で祝福するなど、思い出に残る1日となったはずだ。

 「高校最後の誕生日に、最高の舞台で終われてよかったです」

 前はプロ志望届を提出する予定。かけがえのない思い出を胸に、次のステージへ進んでいく。 

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