阪神・近本、甲斐キャNOン!パ誇る強肩から盗塁宣言「得点につながれば」

 
近本も博多入り。新幹線ばりのスピードで“甲斐キャノン”から盗む(撮影・水島啓輔)

 阪神のドラフト1位・近本光司外野手(24)=大阪ガス=が10日、“甲斐キャノン”ことソフトバンク・甲斐拓也捕手(26)からの盗塁に意欲を示した。セ・リーグトップタイの16盗塁も最近5試合はゼロ。強肩をかいくぐり、虎打線に勢いをつける。

 恐れず、攻める。果敢に次の塁を狙う。自慢の足で“甲斐キャノン”をも上回ってみせる。近本が新神戸から、博多入り。飛ぶ鳥を落とす勢いの甲斐に宣戦布告した。

 「走れるところがあれば、タイミングをみながら走っていきたいですね。僕がしっかり塁に出て、しっかり走って得点につながれば勝ちにつながりやすいと思います」

 柔和な表情に韋駄天としての意地をにじませた。開幕から積み重ねた盗塁は「16」を数えるが、4日のロッテ戦(ZOZOマリン)で決めてから、最近5試合はゼロ。交流戦に入ってブレーキがかかり、気がつけば中日・大島、ヤクルト・山田哲に並ばれてしまった。まだ61試合。ここからエンジンをかけるために絶好の相手がいる。

 甲斐は昨季、広島との日本シリーズで6連続で盗塁を阻止し、MVPに輝いた。だが、近本は3月2日、ソフトバンクとのオープン戦(ヤフオクドーム)で、その相手から二盗を成功させた。

 「(甲斐さんは)肩は強いが、送球もいい。すごいと思います」

 もちろん、高い壁であることは承知しているが、「近本vs甲斐」をファンと同じように背番号5は楽しみにしている。

 「自分の仕事を全うしないといけないと思います」

 気合十分で敵地へ乗り込んだ。ミランダら相手先発は左腕続きだが、対左に打率・337(83打数28安打)と好相性であることも魅力。隙を見せれば、すかさずいく。地面を蹴りあげ、一目散に次の塁を目指す。 (新里公章)