19歳村上の長打力は魅力

真中満 キャンプCHECK
特打でフリー打撃に臨むヤクルト・村上=沖縄・浦添(撮影・長尾みなみ)

 ヤクルト春季キャンプ(3日、沖縄・浦添)今季のヤクルトは、内野のポジション争いの行方が楽しみになった。

 注目しているのは三塁の定位置を狙う19歳の村上だ。「ファームで1年間やって、1軍でもそこそこ守れるレベルにはなった」という小川監督の言葉に大きな期待も感じた。何より本塁打もある長打力は魅力。守備に多少目をつぶっても使いたくなる打撃力さえ発揮できれば、オープン戦の結果次第では開幕スタメンもあり得る。また遊撃では西浦が一歩リードしているが、21歳の広岡も村上同様に存在感を示せたら面白い。

 今キャンプは36歳の一塁・畠山、31歳の三塁・川端、34歳の遊撃・大引が故障で2軍スタート。まだできるし、復帰したときに村上や広岡が台頭していれば、大いに刺激になる。どのチームも世代交代は難しい課題だが、今のヤクルトの年齢バランスは理想的といえる。

 たとえレギュラーを奪えなくてもチャンスはある。私や宮本(慎也)ヘッドコーチも最初は代走や守備固めで緊張感を知り、1打席のチャンスで必死に結果を残すことで、その後のポジション獲得につながった。村上、広岡らも1つずつ経験を積みながら力をつけていってほしい。(サンケイスポーツ専属評論家)