鷹、短期決戦熟知…工藤監督の積極継投 鯉は甲斐の肩と無理に勝負する必要ない

真中満氏 満点ど真ん中
監督インタビューに応じるソフトバンク・工藤監督=ヤフオクドーム(撮影・仲道裕司)

 SMBC日本シリーズ第4戦(ソフトバンク4-1広島、ソフトバンク2勝1敗1分、31日、ヤフオクD)工藤監督のアグレッシブな投手起用が印象的だった。先発の東浜を5回79球で代えて、六回から継投。第3戦で先発のミランダを六回途中まで引っ張ってバタバタしたことが頭にあったのだろう。回の頭から投手をつぎ込み、広島の追撃を許さなかった。

 結局、六回以降は4投手で無安打リレー。石川が故障離脱し、第3戦で加治屋が打ち込まれたものの、八回を3人で封じた嘉弥真に象徴されるように、それに取って代わる投手がいる。改めて選手層の厚さを感じたし、短期決戦の戦い方を熟知している工藤監督のすごみを感じた。

 対する広島は、今季95盗塁をマークした足が完全に封じられているのが痛い。甲斐の強肩と正確なコントロールは、それほど脅威だ。

 盗塁失敗は試合の流れを止めてしまう。フルカウントの場面を除いては盗塁を仕掛けず、割り切ってヒットエンドランなど別の作戦を取って相手バッテリーにプレッシャーをかけるのも手だろう。甲斐の肩と無理に勝負する必要はない。 (サンケイスポーツ専属評論家)

Read more