巨人・菅野らエース級には中4日で投げさせろ

なるべく週刊エモト
巨人・菅野

 サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(71)が「能力があるのに、もったいない」と嘆き節。巨人・菅野智之投手(28)ら勝ち星の伸びないエース級と、それでヨシとする日本球界の“曲解”について、です。 (構成・内井義隆)

 --菅野は今季7完投で、うち5完封ですが…

 「それでいて、8日の阪神戦(甲子園)でやっと12勝目。どういうこっちゃ!? 開幕から6カ月で12勝だから、月に2勝ペースだ」

 --そうなりますね

 「確かに先発投手は、2桁勝利をクリアする上で、月2勝を1つの目安にはしているけど、菅野はそのレベルではない。せっかく20~25勝する能力を持っているのに、もったいない」

 --はい

 「なぜかといえば、1週間に1度しか投げないからだ。月に4試合では、月2勝にとどまるのも無理はない。そんなことで、勝ち星は伸びない。20勝投手なんてもう出てこないぞ」

 --2013年の楽天・田中将大(現ヤンキース)の24勝0敗1セーブは、まさに奇跡的でした

 「投手だけの責任ではない。週1度しか登板させない方もおかしい」

 --中6日のローテーションは定着しています

 「各チーム、エース級が週1度しか投げないなんて、客商売としての義務を果たしているのか? それで億単位の年俸を払っていいのか?」

 --ええと…

 「みな気付いていないようだから、はっきり言おう。日本球界は、ずっと曲解している」

 --曲解、ですか

 「アメリカでは『ファンにいいピッチャーをたくさん見てもらおう』ということで、中4日のローテーションで回している。1シーズン、それを可能にするため、100球前後といった球数制限を設けているんだ」

 --あ、そうか…

 「日本では、球数制限だけ取り入れて、ローテーションは短縮しない。そこが間違っていると、声を大にしたい」

 --なるほど

 「ついでに言わせてもらうと、俺は現役時代、順位が固まっていたら、9月には投げなかった。若手にマウンドを譲ったものよ。それでも8年連続2桁勝利、6年連続200イニング。今のピッチャーも、やらせればできるはずだよ」

Read more