DeNA・後藤が引退…「松坂と対戦」熱望 22日ハマスタ中日戦が最後の雄姿

 
1998年の甲子園でともに戦った松坂(左)と後藤(右)。松坂は引退する同期の思いも胸に投げ続ける

 DeNAは10日、後藤武敏内野手(38)と加賀繁投手(33)が今季限りで現役を引退すると発表した。本拠地最終戦となる22日の中日戦(横浜)が引退試合となり、後藤は横浜高時代の盟友、松坂大輔投手(37)との対戦を希望した。

 「ゴメス」の愛称で親しまれた後藤が今季限りでの引退を決断した。今月上旬に球団から来季の戦力構想に入っていないことを通達されると、すぐに現役引退する意思を伝えたという。

 「体もいっぱい、いっぱいでした。もともと戦力外になったら引退しようと決めていたので、気持ちよく『やめます』と伝えました。今はすっきりしています」

 サンケイスポーツの取材に後藤が心境を語った。近年は主に右の代打の切り札として活躍していたが、今季は若手の台頭もあって1軍の出場機会はなかった。それでも「いつ1軍に呼ばれてもいいように」と黙々と練習する背中を後輩たちにみせていた。

 球団からは22日の中日戦を加賀とともに引退試合にする旨を伝えられた。2人はチームがクライマックスシリーズ(CS)出場に向けて戦っていることもあり遠慮したが、功労者への感謝の気持ちということで「ありがたいですね」と了承した。

 引退試合が中日戦となり、後藤は横浜高同期の松坂との対戦を希望。「相手の登板予定もあることなので、僕が言える立場にないですが」とした上で、「松坂と対戦できればうれしいですね」とプロ初の“勝負”を思い描いた。前日9日のBCL栃木・村田修一に続き、日本中を席巻した「松坂世代」の選手が、また一人ユニホームを脱ぐ。

後藤 武敏(ごとう・たけとし)

 1980(昭和55)年6月5日生まれ、38歳。静岡県出身。横浜高では中日・松坂と同学年で、3年時の98年に甲子園で春夏連覇。法大では2年春のリーグ戦で三冠王。2003(平成15)年に自由獲得枠で西武入団。12年からDeNAでプレー。通算617試合出場、打率.255、52本塁打、184打点(10日現在)。1メートル76、84キロ。右投げ右打ち。今季年俸1890万円。背番号55。

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