菅野にやり返す!阪神・金本監督、糸井に「無理してでも出てほしい」

 
広島駅から帰阪する金本監督。打倒菅野を誓った(撮影・山田喜貴)

 クライマックスシリーズ(CS)進出圏内へ、絶対に負けられない! 広島戦を勝ち越した4位阪神は、8日から1ゲーム差の3位巨人と甲子園で激突する。帰阪した金本知憲監督(50)は7日、右ふくらはぎに違和感を訴えた糸井嘉男外野手(37)について「少々無理してでも出てほしい」ときっぱり。総力を結集して、まずは球界のエース・菅野をたたく!!

 最高の気分で広島駅から新幹線に乗り込んだ。“鬼門”マツダで3年ぶりの2連勝。しかも首位カープに前夜は20安打13得点。勢いのまま次は甲子園で伝統の一戦、1ゲーム差で上に立つ巨人と2連戦だ。金本監督が高らかに、8日に激突する菅野の打倒を誓った。

 「キツイけど、そこを何とか打破してほしい。しっかりと『やられている』という自覚をもって、やり返してほしい」

 今季、菅野には2勝2敗も4戦で3完投を許している。前回の8月25日(東京ドーム)では完封負け。終盤にはマウンド上で笑顔を作られる屈辱を味わい「あれはないですよね…」と憤りを露わにする球団幹部もいた。

 通算でも12勝を献上し防御率1・59と抑えこまれている球界のエースに対し、またも簡単にやられるようでは、CSは遠のくばかり。今こそ、やり返すときだ。

 だからこそ総力戦-。糸井にも、できる限り“強行出場”してもらう。右腓骨骨折をおして出場を続けている超人は前日6日の広島戦の五回、右前適時打を放って一塁ベースを回った直後、右ふくらはぎへの張りを訴えて、途中交代。この日の早朝、ノーコメントで広島駅から帰阪した。

 金本監督は「普通に歩いていた? 心配やからね。骨折以来、負担がかかっているから、足に」と表情を曇らせたが…。残り28試合。打率・310、15本塁打の糸井抜きなど考えられない。

 「そりゃ、そうですよ。頑張ってもらう。何とか少々無理してでも出てほしいわな、こっちは」

 糸井は5月25日の甲子園。菅野から8号ソロを放ち、1-0の勝利に導いた。ここぞで決めるのが主砲だ。糸原、北條の1、2番コンビに陽川、大山らも結果を出し、ようやくスタメンの形も見えてきたが「ベテランあっての若手」と指揮官。積極的休養をお預けにした福留と2人、チームを導く活躍を期待した。

 「ラストスパートやからね」

 勝負の就任3年目。2位ヤクルトとは2・5ゲーム差、3位巨人とは1差。Gには今季2度も甲子園で同一カード3連敗を喫した。倍返ししかない。2つ勝って連勝を4まで伸ばせば3位浮上。勢いは虎にある。一気に飲み込んでみせる。 (阿部祐亮)

糸井の状態について阪神・山下チーフトレーナー「何ともいえない」

★糸井、菅野から千金アーチVTR

 5月25日の巨人戦(甲子園)。阪神打線は菅野相手に五回一死までパーフェクトピッチを許していたが、糸井がカウント2ボールからのスライダーを一閃。右翼席に叩き込んだ。菅野にとって、これがプロ6年目で甲子園初被弾。先発の岩貞が7回無失点と好投し、桑原、ドリスとつないで1-0で勝利した。

データBOX

 ◎…巨人には今季8勝13敗で、すでに7年連続の負け越しが決定。また甲子園では3勝6敗。同一カード3連敗が2度、3連勝が1度と極端
 ◎…阪神は今季、甲子園で47試合18勝28敗1分けと大きく負け越し
 ◎…糸井は今季、巨人戦は打率・288(59打数17安打)、10打点。球団別最多の4本塁打を放っている
 ◎…巨人・菅野は阪神戦通算24試合12勝7敗、防御率1・59。甲子園では13試合7勝2敗、防御率1・35

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