大谷、松井に並んだ1年目16号!左腕から初アーチ

 
六回、左腕投手からメジャー初本塁打を放った大谷。松井氏の1年目の16本に並んだ (共同)

 レンジャーズ4-2エンゼルス(4日、アーリントン)米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平投手(24)はレンジャーズ戦に「2番・DH」で出場し、4打数1安打1打点、2三振だった。六回にレ軍の先発左腕、マイク・マイナー投手(30)から右越えに16号ソロを放ち、日本選手のメジャー1年目の本塁打数で、2位の松井秀喜(2003年、ヤンキース)に並び、1位の06年の城島健司(マリナーズ)まであと2本とした。

 打った瞬間にホームランと分かる打球を、右翼手のマザラもただ見上げるだけだった。六回先頭で、大谷が左腕マイナーの2-1からの真ん中スライダーを豪快に引っ張った。打球は約126メートル先の右翼席に消えていった。

 「甘い球を、しっかり打てました」

 今季16号で、日本選手のメジャー1年目の本塁打数で松井(ヤンキース)に並んだ。163試合に出場した松井に対し、大谷は代打出場も含めて81試合。半分以下の試合数で肩を並べ、「うれしい気持ちはありますが、まだまだいけるように」と意気込んだ。

 エ軍のソーシア監督も「素晴らしいスイングだった」と評価したが、この一発は、松井に並んだことに加えて、左投手から放った初の本塁打という点でも意味がある。

 前日まで対左投手は62打数11安打、打率・177。相手先発が左のときはスタメンから外れる原因となっていたが、ベテランのプホルスが左膝の手術を受けて離脱したことで、右左に関係なく起用されるようになった。指揮官が「経験を積ませたい」と話している中で、結果を出したことは、今後に向けたアピールにもなった。

 大谷は、左投手との相性が悪かったことについて「いくつか要因はある」と話した。具体的には明かさなかったが、左投手との対戦が増え、その答えが見え始めているのかもしれない。

 試合前には約20メートルの距離でキャッチボールを行い、9日(同10日)のホワイトソックス戦(シカゴ)登板に向けて体を動かした。右肘故障から約3カ月ぶりに登板した2日(同3日)のアストロズ戦で腰の張りを訴え、打球を右手薬指に当てたが、不安を払拭した。

 「(復帰登板した一夜明けの)昨日も打てる(打者出場できる)ぐらいの気持ちでいっています」。投手復帰を果たし、松井に並ぶ一発も出た。「二刀流」大谷が再び加速しそうだ。

★打席数は半分以下

 2003年の松井は624打席目、大谷は273打席目での通算16号となった。打席数で半分以下で並んだことになる。大谷は「チームも違いますし、松井さんはレギュラーとして毎日試合に出ていた立場。僕はそれこそ左投手のときは立てないですし、そこにまた別の難しさがあるんじゃないかなと思う。あまり比較しないようにしっかり、自分にできることをやりたいと思います」と話した。松井とは日本ハム時代、東日本大震災の復興支援のイベントで顔を合わせている。

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