パナ・吉川、社会人野球「永久追放」 “フライング”マイナー契約に厳罰

 
パナソニック・吉川

 社会人野球を統括する日本野球連盟(JABA)は5日、米大リーグ球団との契約締結などの行為で連盟規定に抵触したパナソニックの吉川峻平投手(23)を4日付で登録資格剥奪の上、再登録を認めない処分を科したと発表した。4日の臨時理事会で決定。最も重い処分に相当し、今後は選手、指導者としても社会人野球で活動できない「永久追放」となる。

 プロ球団との契約締結は締結日以前に登録抹消届を提出する必要があるが、吉川は提出前にダイヤモンドバックスと正式にマイナー契約を結んだ。7月の都市対抗前の1月から球団スカウトと複数回接触していたことも、処分理由となった。

 吉川は関大出の本格派右腕で、今年のドラフト会議の上位指名候補に挙がっていた。ジャカルタ・アジア大会日本代表に選出されたが規定抵触で辞退。パナソニックも退社する意向という。

 2013年には社会人のクラブチームの投手が登録抹消前に米球団とマイナー契約を締結。同様の事態にJABAの崎坂徳明事務局長は「再発防止のために通達していたにもかかわらず残念。再度、徹底に努める」と語った。

 パナソニックは「厳粛に受け止め、再発防止に努めてまいります」とコメント。北口正光野球部長は9カ月間の登録資格停止(謹慎)となった。

吉川 峻平(よしかわ・しゅんぺい)

 1995(平成7)年1月24日生まれ、23歳。大阪府出身。関大北陽高では甲子園出場なし。関西大では1年春からリーグ戦出場。4年春のリーグ戦では防御率1・30(2位)の好成績を記録し、同年の日米大学野球に出場。その後はパナソニックに入社。1年目から都市対抗野球に出場し、三菱自動車岡崎戦では14奪三振で完投勝利を挙げた。1メートル85、80キロ。右投げ右打ち、最速148キロ。

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