ヤクルト・高橋、度重なる故障から3年目の左腕がプロ初登板初先発

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イースタンで結果を残しプロ初登板初先発のヤクルト・高橋

 3年目のヤクルト・高橋奎二投手(21)が5日、先発でプロ初登板のマウンドに上がる。京都・龍谷大平安高2年春のセンバツで優勝し、2016年ドラフト3位で入団した左腕は、度重なる故障に悩まされた。

 「1年目で左肩を痛めてしまって、2年目で肩が良くなってきたと思ったら、腰を痛めてしまった。そこでフォームが大きくなってしまっていることに気づいて、昨年に10月に変更しました」

 右足を高く上げる投球フォームから“左のライアン”と注目されたが、現在は右足を曲げてからホーム側にスムーズに踏み出すように変更した。けがが癒え今季はファームで中7日を空けながらローテーションを守った。「高津(2軍)監督が自分の体のこと考えて、練習メニューや試合間隔を考えてくれている。小野寺コーチも自分の悪いときのフォームを感じ取って指摘してくれます」と感謝する。そして6月にはカットボールとフォークボールの習得し、投球に幅を持たせた。

 2軍では17試合に登板し8勝6敗、防御率3・51の成績。「自分でやろうと思っていることが試合でできるようになってきた。今は2軍の試合でも『1軍の打者なら、今の球は打たれるな』とか『今の球はどんな打者にも通用する』と想像したり、考えながら投球できています」と語る。

 2日のブルペンでは小川監督、宮本ヘッドコーチの前で投球を披露するなど、首脳陣の期待も高い。後輩の寺島、梅野には1軍デビューを抜かれたが、悔しさをバネにはい上がった。「寺島や梅野が1軍で投げている姿を見ていたので、自分もという気持ちはあります」。小川監督は「まずは1軍を経験することが重要」と背中を押す。将来のヤクルトを背負って立つ左腕がデビュー戦を飾る。(横山尚杜)

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