広島、執“粘”サヨナラで7連勝「M12」 ドロー寸前に菊池が決めた!

 
延長十二回、サヨナラ打を放った菊池(右)は歓喜のジャンプ!(撮影・山田喜貴)

 (セ・リーグ、広島5x-4阪神=延長十二回、18回戦、広島12勝6敗、4日、マツダ)ふわりと舞い上がった打球は、飛び込んだ右翼・俊介のグラブをすり抜けて芝生の上に落ちた。広島・菊池が今季2度目、自身通算4度目のサヨナラ打だ。今季最長の7連勝を決めて、ヒーローはピョンピョンと飛び跳ねながら喜んだ。

 「ちょっと微妙(な打球)だったけど、落ちてくれるかな思った。ちょっと笑顔がこぼれながら、走りました」

 4-4の延長十二回二死三塁。あとアウト1つで引き分けのシーンで打席に立った。守護神・ドリスの外角153キロを代名詞の右打ちで弾き返して、4時間23分の激闘に終止符を打った。

 また、おいしいところを持っていった。8月9日の中日戦(マツダ)でも延長十一回にロドリゲスから右前へサヨナラ打を放った。スタミナが豊富で、1試合を通じて高い集中力を維持できからこそ、ここぞの場面で輝く。緒方監督も「キク(菊池)が球場に残ってくれたファンの期待に応えるバッティングをしてくれた」とうなずいた。

 攻守で華麗なプレーをみせる二塁手のグラブには「我武者羅(がむしゃら」の四文字が刺繍されている。ひとつの目標に向かって、ひたむきにプレーするという思いだ。その言葉通りに、最後まであきらめないプレーでチームを今季7度目のサヨナラ勝利に導いた。

 「東京で6連勝して、いい流れできて、勝ち切ったのは大きい。ラッキーセブン(7連勝)ですね」

 先週は巨人(東京ドーム)、ヤクルト(神宮)に6連勝。本拠地マツダに戻っても勢いは止まらなかった。3連覇へのマジックは、1つ減って「12」。歓喜の瞬間へ突っ走る鯉の中心には、球界最強の二塁手がいる。 (柏村翔)

データBOX

 ◎…広島・菊池が今季2本目のサヨナラ打。2014年9月9日の中日戦、15年5月22日のヤクルト戦、今年8月9日の中日戦に続き、通算4本目

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