続投示唆一転…中日・白井オーナー、森監督の来季は「星雲状態」

 
7月11日、オーナー会議に出席したときの白井オーナー。当時は森監督続投を示唆していた

 中日・白井文吾オーナー(90)=中日新聞社会長=が3日、愛知県内で取材に応じ、今季が3年契約2年目の森繁和監督(63)の来季について「まだ考えていない」と去就が白紙になったことを明らかにした。総帥はこれまで同監督の続投を示唆してきたが、前日2日の巨人戦(ナゴヤドーム)に敗れて自力によるクライマックスシリーズ(CS)出場の可能性が消滅。「まだ星雲状態です」と発言のトーンが変わった。

 続投から一転、白紙に。竜の自力CS進出の可能性が消滅して一夜明けたこの日、取材に応じた白井オーナーは、森監督の力量を再検証することを明かした。

 「いろいろ、みんな言ってくる。これからだね。まだ星雲状態です」

 「星雲」とは宇宙空間に散らばっている塵やガスを指す。つまり、森監督を来季も続投させるべきか否か-は、周囲の意見もバラバラで、混沌としているというわけだ。

 3位・巨人と5・5ゲーム差の最下位。リリーフ陣の崩壊が低迷している理由のひとつだが、他に問題はないのか。白井オーナー自身も、森采配を疑問視する周囲の声に耳を傾けている。

 「ちょっと言えないけどさ。采配ですか? みんなそう言っている。といっても外野の声だよ。私? 似たようなモノだな」

 同時に、「投書はたくさんあるんだよ。俺のところだけじゃないみたいだ。いろんな人のところにくる。反対に(森監督を)支持する人もいるんだよ。だから難しい」とも付け加えた。

 森監督への信頼は厚かった。2016年オフ、谷繁監督の後任に指名。1年目の昨季は5位。今季もBクラスに低迷している中、7月18日に森監督の中間報告を受けた後の会見では「まじめで一生懸命やって人柄もいい」と続投を示唆していたが、発言のトーンは明らかに変わってきた。

 プロの世界は結果がすべて。白井オーナーは来季が3年契約3年目であることを認めた上で、「文章に書いていない話し合いの事柄がいくつもある」と、成績次第で今季限りでの契約解除の可能性があることも示唆。後任についても「探せばいっぱいいるんだよ。それは自薦他薦いろいろある」とした。

 残り21試合。続投を勝ち取るために、森監督は死にものぐるいで勝ちにいくしかない。

★白井オーナーの森監督続投示唆VTR

 7月11日、東京都内で開かれたオーナー会議に出席後に取材に応じ、森監督について「信頼は変わらない。進退(の話)はない。外国人補強も本当に無駄がない。これから(他球団との差が)だんだん狭まってくると思う」と期待を込めた。同18日に名古屋市内でシーズン中間報告を受けた後も、「森監督のやっていることは間違っていません。まじめで一生懸命やって人柄もいい」と来季続投を示唆する発言を繰り返した。

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