中日・松坂に“勧告”「じっくり考える時期」

エモやんの舌好調
2回を7失点で終え、ベンチへ戻る中日・松坂=ナゴヤドーム(撮影・林俊志)

 (セ・リーグ、中日9-13巨人、23回戦、巨人15勝7敗1分、2日、ナゴヤD)巨人打線は悪くない。あれだけ緩い松坂の球に対して、打撃が崩れなかった。タイミングがズレてでも、打ち込んだ。1軍レベルの打者にとって、あのスピードは逆に、突っ込んだり、力んだりして、合わせるのが難しいもの。今の打線は本物かもしれないね。

 その裏返しとして、松坂にも触れておく。元投手の身として、見るにしのびないからだ。

 ここまでにマークした5勝は、はっきり言って、打てないチームと、技術のない打者がいた、ということ。緩い球を待ちきれず、勢い込んで振りにいってね。

 テレビ中継やテレビ桟敷などではさかんに、やれカットボールだ、やれシュートだと、球種の話ばかりになるけど、松坂の基本的な問題は、球種ではない。球速と球威なんだよ。スピード表示は130キロそこそこで、力を入れると、とたんにボールが“おじぎ”する。これでは、いくら変化球をアレコレ投げても、効果はないんだ。

 全盛期とは、ギャップがありすぎる。なぜそこまでして投げ続けるのか、悲しくさえ映る。1軍のマウンドに復帰し、勝ち星も飾り、観客動員でも貢献した。役割は十分に果たしたじゃないか。じっくり考える時期だと思うよ。 (サンケイスポーツ専属評論家)

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