先発完投型を増やせ!広島独走セ5球団にカツ

なるべく週刊エモト
広島・緒方監督

 サンケイスポーツ専属評論家の江本孟紀氏(71)が、広島の独走を許すセの5球団にカツ。「邪道のピッチャーづくりの弊害が出た」と厳しく分析するとともに、「このままなら、分かっているだろうな」と改めてクギを刺した。 (構成・内井義隆)

 --2位以下が依然、勝率5割に届きません

 「3年連続で広島の独走とはね。理由は明らかだ。他の5チームが弱いからだ。ではなぜ、こんな状態になったのか。その最大の原因も明らかだ」

 --なんでしょう

 「どこも投手陣が崩壊している。それこそ、長年続けてきた投手分業制の弊害よ」

 --はい

 「巨人の菅野、山口俊を筆頭に、今季はリーグの完投数が増えている。現実的には、リリーフ陣が心もとないから、完投せざるを得ないだけなんだけど、逆にいえば、もともと完投できる投手の能力にフタをしてきた、ということだ」

 --なるほど

 「先発は6、7回でお役ご免。残りのイニングを中継ぎと抑えでまかなう。こんな野球を続けていれば、いいピッチャーが育ってこないのも、当たり前だ」

 --分かります

 「中継ぎにしたって、昔は『敗戦処理』と呼ばれていたんだ。勝敗のポイントになる終盤を、そういうピッチャーに託したら、コロッと引っくり返されるのがオチだろう」

 --まさにどのチームもそういう状態です

 「パでも、ソフトバンクが苦しんできたのは、抑えのサファテが離脱したから。とたんに先発もリリーフも崩れてしまったじゃないか」

 --そうですね

 「もう分業制と、邪道のピッチャーづくりはやめた方がいい。抑えは質の高いピッチャー1人でいい。先発完投型のピッチャーをたくさん作って、1試合を任せるスタイルに戻した方がいい。そうでないと、チーム力はいつまでたっても上がらないぞ」

 --はい

 「それと、セの2位以下がこのまま貯金できずに終わったら、分かっているだろうな」

 --アレ、ですね

 「何度でも言うよ。クライマックスシリーズ出場は辞退しなさい」

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