金足農OB・吉田、3安打で山形きらやか銀行快勝!/東北スポーツ

 
母校に刺激を受けた吉田が3安打1打点。初の日本選手権出場へ好スタートを切った (撮影・葉山理)

 第44回社会人野球日本選手権・東北最終予選1回戦(24日、仙台市民)1回戦2試合が行われ、きらやか銀行(山形)がJR秋田(秋田)に6-3で勝利。26日の準決勝へ進んだ。今夏の甲子園を席巻した秋田・金足農高出身の吉田真也内野手(24)=東農大北海道オホーツク=が「4番・一塁」で出場し3安打1打点と活躍。初の日本選手権出場へ前進した。25日も1回戦2試合が開催される。

 後輩たちの活躍をエネルギーに変え、背番号「35」が躍動。初めて4番に座った吉田が見事に結果を出した。

 「金足農の後輩たちに元気とパワーをもらった。自分も頑張らないといけない」

 今夏の甲子園で、母校の金足農高が準優勝。吉田は主将の佐々木大夢外野手(3年)と親類関係にあり、日本中を沸かせた後輩たちの快進撃に奮い立った。

 一回、二死二塁の第1打席で中前打。チームに先制点をもたらすと、2-3で迎えた五回、無死一、二塁の好機でも右前打。相手右翼手が後逸し、2者が生還して“逆転打”となった。3打数3安打1打点に2四球で全打席出塁。6-3の勝利に貢献した。

 金足農高では1年から主軸打者として活躍。3年夏は4番としてチームを引っ張り、県4強まで進出した。東農大北海道オホーツクを経て、2016年にきらやか銀行へ。今年で3年目だが「4番・一塁」のレギュラー、建部翔太内野手(27)の壁に阻まれ、定位置をつかめずにいた。

 ところが、1週間前の練習で、ノックの際に吉田がミスした送球が建部の顔面を強打。建部は顔面骨折で離脱し、吉田が公式戦初スタメンで4番に抜擢(ばってき)された。自責の念に駆られた吉田だが、建部に「お前にまかせた。(日本選手権が開催される)京セラドームに連れて行ってくれ」と言葉をかけられた。

 「建部さんの代わりに打たせてもらっている。絶対に京セラに連れて行く、という気持ちが何より強かった」と決意を新たにし、結果で応えた。

 「走塁や守備でミスが出て課題も残った。修正して万全な状態で準決勝に臨みたい」と吉田。新4番が、きらやか銀行を初の日本選手権出場へ導く。 (葉山理)

吉田 真也(よしだ・しんや)

 1994(平成6)年3月9日生まれ、24歳。秋田県出身。金足農高では甲子園出場なし。東農大北海道オホーツクに進み、14年の明治神宮大会では「5番・一塁」で初の4強進出に貢献した。16年から、きらやか銀行。1メートル78、81キロ。右投げ左打ち。背番号35。

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