大谷、田中、ダル…故障からの復活に松井秀喜氏が経験を振り返る

球界ここだけの話(1322)
ニューヨーク市内で少年野球教室を開催した松井秀喜氏(共同)

 レギュラーとして試合に出続けたからこそ、苦境の乗り越え方も心得ている。元ヤンキースなどで活躍した松井秀喜氏(44)=ヤンキース・ゼネラルマネジャー付き特別アドバイザー=は先日、少年野球教室の終了後に自らの経験を振り返った。

 「しっかり治して、元通り、元通り以上になって戻ろうという、そういう気持ちでいたと思います」

 松井氏自身もヤ軍4年目の2006年、守備中のアクシデントで左手首を骨折した。プロ野球・巨人時代から継続していた連続試合出場記録は「1768」で途切れた。DL経験者としてその心得は、他の日本選手にも当てはまる。

 「まず治すしかないからね。(けがをしているときの)メンタリティ、というよりもまず治して、あとは…。日々、(リハビリや生活は)単調になるので、どうしてもね。それはやっぱり、一日一日、ただ過ごすのではなくて、気持ちの日々の持ち方があるのかもしれない。でも、人それぞれでいいんじゃないですか? 元気になって戻ることが一番ですから。気持ちの持ち方はみんな人それぞれでしょう」

 右肘の靭帯(じんたい)を痛めたエンゼルス・大谷翔平投手(23)は3日(日本時間4日)のマリナーズ戦で「6番・DH」として、まずは打者として復帰。両太もも裏の張りでDL入りしたヤ軍・田中将大投手(29)は、4日(同5日)にマイナー3Aで実戦復帰を果たす。右肘の痛みを抱えるカブス・ダルビッシュ有投手(31)は具体的な復帰メドは立っていない。

 各選手の症状は異なれど、復活へ向けた自分との戦い、けがとの戦いもまた、継続中だ。いずれも松井氏のいうように故障前と同じか、それ以上に状態を上げて復帰したいと強く望んでいるのは間違いない。選手たちが本来の力を発揮して、また目いっぱい勝負する姿を楽しみにしている。(山田結軌)

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