球団新記録ずくめ!西武、開幕本拠地12連勝&栗山309二塁打&4月終了時貯金「14」

 
九回、右翼手の木村がフェンスをよじ登り、捕球を試みた。1球への執念が西武の快進撃を支える(右は楽天・松井) (撮影・今野顕)

 (パ・リーグ、西武5-2楽天、6回戦、西武5勝1敗、30日、メットライフ)西武は30日、楽天6回戦(メットライフ)に5-2で逆転勝利。開幕からの本拠地連勝を球団新記録の「12」に伸ばした。同点の四回一死一塁から栗山巧外野手(34)が左翼線に決勝の適時二塁打。通算309二塁打で石毛宏典(61)を抜き、こちらも球団新記録を達成。4月終了時点での貯金「14」も球団史上最多と記録的な強さの獅子は、ゴールデンウイークも休む気配がない。

 西武一筋、17年目のミスターライオンズ、栗山が球団史に名を刻んだ。四回一死一塁。池田の142キロの直球をはじき返すと、打球は左翼線を転々…。余裕で二塁に到達したベテランは、外崎が勝ち越しのホームを踏むのを見届け、満足げに手をたたいた。

 「勝利につながる場面で打ててよかった。どの方向でも強い打球が飛べば、との(外崎)なら、かえってこられると思っていました」

 通算309二塁打。前日29日に石毛の記録に並んだ34歳は、わずか1日で抜き去った。「憧れである黄金時代の偉大な先輩。(新記録は)恐縮です」と、殊勝に話した。

 ベテランの決勝打でチームは再び3連勝。26日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で今季最少の3安打1得点と打線が沈黙したが、本拠地に戻り、3試合連続2桁の計38安打で28得点。今季4度目の同一カード3連戦で3連勝を飾った。4月の月間17勝は、日本一に輝いた2004年と並ぶ球団最多。4月終了時の貯金「14」も球団新記録となった。

 この日の先発は開幕直前に阪神からトレードで加入した榎田。チームリーダーの前主将、栗山は本拠地での連勝を「11」に伸ばした登板前日の29日に「雄星も多和田も勝ったな。連勝止めるなよ。意識するなよ」と冗談交じりでエールを送った。チームに早く溶け込んでもらおうと、いつも声を掛けるようにしており、「あいつの方がおっさんぽい。近くにいるとホッとする。あいつが勝つのはうれしいね」と3学年後輩が挙げた2勝目に満面の笑みだ。

 記録的な西武の強さには「強いっすね。何ひとつ、おろそかにしない姿勢が(勝利に)つながっているのかな」と栗山。月が変わっても、獅子の力強さは変わらない。 (花里雄太)

データBOX

 〔1〕西武が球団記録を更新する本拠地開幕12連勝。ここまで19勝5敗の貯金14。4月終了時点で貯金14は、1955年の南海、2005年のロッテと並ぶパ・リーグ記録で、西武(前身球団を含む)では55年の貯金13を抜く新記録。プロ野球記録は50年の松竹と中日が挙げた貯金18。
 〔2〕月間17勝は11年9月(19勝)以来7年ぶりで、4月では04年と並ぶ最多。
  〔3〕栗山が309二塁打とし、石毛宏典の308を抜く球団新記録。通算安打数は1656(球団歴代3位)で、石毛の持つ球団記録の1806にあと150本と射程にとらえている。

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